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実践

Claude Codeのタスク管理を自分の記憶に頼るのをやめた日。新しい会話の形が始まった。

Claude Code のタスク管理を、記憶に頼っていた頃の話です。「ベータ計画」「v1計画」「開発計画書-v0.5」「次期マイルストーン-v0.1」。やがて、どこまで終わり、何が残り、どれとどれが食い違っているのか、見えなくなりました。

Vondet / 2026-10-15 / 読了 5 分

別のプロジェクトを作っていた時のことです。バイブコーディングで、自分にもアプリが作れる。その驚きから、Claude Code でサービスの開発を始めました。

最初の機能は、すぐに形になりました。使ってみると、アイデアが次々に浮かびます。ベータ版のリリースに向けて開発のロードマップを整理し、開発は順調に進んでいました。

ところが、サービスが具体的になるほど、考えるべきことが増えていきました。気づいたことを Claude Code に伝えて、新しい戦略を組み立てる。また気づいて、伝えて、組み立てる。計画書が、積み上がっていきました。

「ベータ計画」「v1計画」「開発計画書-v0.5」「次期マイルストーン-v0.1」。

やがて、見えなくなりました。

ベータ版の計画は、どこまで終わったのか。どの計画書の、何が残っているのか。どれとどれが、食い違っているのか。

どれから手をつけるか分からず、優先度が食い違っていきました

計画が枝分かれすると、Claude Code のタスク管理は、いつのまにか自分の記憶に頼るようになりがちです。私の場合、どれから手をつければいいのかが分からなくなりました。

進めればそこでも課題が出て、新しいタスクが増えます。やり切る前にほかの計画へ移ると、どれがどこまで終わったのかが分からなくなりました。計画書どうしで一番食い違っていたのは、優先度でした。整理を頼み直しても、できるのは一覧がもう1つ増えるだけで、気づけば私は、Claude Code のタスク管理を、自分の記憶で支えていました。

作りながら使い続けて、計画をボードに任せるようになりました

Claude との対話を、見える形にしたい。そこから生まれたのが Vondet です。最初は、何を記録すればいいのかも分かりませんでした。試行錯誤を重ねながら、自分で使い続け、直し続けました。

Claude Code のタスク管理を、記憶から組み立て直すのをやめて、ボードを読む側に回った日。その日を境に、Claude との会話が少しずつ変わり始めました。今は、多くのことをボードに任せています。Claude と話しながら、優先するタスクを選んで、前に進めています。

ボードは、Claude が書き、二人で指させる場所です

Vondet は、Claude が書き込むボードです。Claude が外の道具とやりとりするための共通の方式(MCP)で繋がります。計画を一から書き起こす欄はなく、目標やタスク、その理由を書くのは Claude です。

整理を頼む会話では、話すたびに新しいまとめができます。ボードを繋いだ会話では、それが1つの計画に積み上がっていきます。あなたは、いつもどおり話すだけです。

ボードは、計画の話になったときに二人で指させる場所です。Claude がタスクを指し示し、変えたくなったらあなたがそれを開きます。

左右2枚のパネル。左:人の頭の吹き出しに「ベータ計画」「v1計画」「開発計画書-v0.5」「次期マイルストーン-v0.1」の4枚の計画書があり、その間に食い違う「優先度」の札が挟まっている。上に「どこまで終わった? 何が残っている? どれとどれが食い違っている?」の問い。右:「Claude Code」と「Claude アプリ」の吹き出しから1枚のボードへ書く矢印。ボードには「終わった数と残りの推移」「あなた待ち」「前の判断(残っている)」の欄。下で人と Claude が、ボードの同じ場所を指している。
図1。左は、いくつもの計画書と食い違う優先度、そして記憶からしか答えられない3つの問い。右は、Claude が1枚のボードに書き、二人が同じ場所を指している形です。

繋ぐと、計画の話はボードを指しながら進みます

繋ぐと、Claude はこう動きます。

  • 話しながらボードを読む。計画を会話に貼り付けなくてよくなります
  • あなたの判断が要るものを「あなた待ち」に置いて、ほかの作業に進む

一緒に使うと、こうなります

トップページの例では、注文フォームの二重課金を直して、計画に入れておいて、と頼みます。Claude はタスクと理由をボードに書いてから直しにかかり、まだ決まっていない月額の判断は「あなた待ち」に置いて先へ進みます。

「マイタスク」の一覧に「Decide the monthly price for the paid plan」が1件。
Claude が決められない判断を1つ、二人とも見える場所に置きます。画像はデモプロジェクトのイメージです。

3日ぶりに開くと、どの日にどれだけ進んだかが、グラフで分かります。判断に納得できなければ、ボードを見ながら Claude に言えば、理由ごと書き換わり、前の判断も消えずに残ります。

デモのプロジェクトの、終わった数と残っている数の日ごとの推移のグラフ。
どこまで終わり、どれだけ残っているかの、日ごとの推移。画像はデモプロジェクトのイメージです。

繋ぎ方は、アプリごとに1回の登録です

リポジトリで使う時は、Claude Code にボードのトークンを登録します。Claude アプリは、トークン無しで「許可で繋ぐ」から繋ぎます。手順はガイドにあります ——アカウント登録とサインイン/お使いの AI に接続する/接続がうまくいかないとき。

「AI に繋ぐ」の画面。リポジトリ向けの「トークンで繋ぐ」と、アプリ向けの「許可で繋ぐ」の2つの選択肢。
繋ぎ方は2つ。リポジトリはトークン、Claude アプリは許可で。トークンは写していません。画像はデモプロジェクトのイメージです。

いまの範囲

  • 通しで確かめているのは、Claude Code と Claude アプリ(claude.ai・デスクトップ)だけです。ボードは vondet.com の上にあり、あなたのコードは読みません。他の人を自分のボードに入れる仕組みは、まだありません
  • どのプランでも、ボード全体を JSON で書き出せます
  • 無料と Pro では、中身を匿名化して提案の改善に使うことがあり、設定でオフにできます

この記事について

この記事は、私自身の経験にもとづく主観で、客観的に測ったものではありません。

Vondet が向かない場合

リポジトリが1つで、書く人も1人、作業が数回の会話で終わるなら、ボードを繋がなくても、ファイルで足ります。

今週、3つの問いに答えてみてください

次に何日かぶりに戻った時、どこまで終わったか、何が残っているか、どれとどれが食い違っているか、すぐに答えられますか。新しい会話を開いて、何も貼らずに、この3つを Claude Code に聞いてみてください。

その答えとあなたの記憶が食い違うなら、3つの問いの答えを1か所に置いてみてください。

この記録は、私たちが自分たちの開発で取ったものです。